【スタッフブログ】ボランティアについて① 災害ボランティアにについて知っておいてほしいこと

 西日本豪雨から、2週間が経とうとしています。この災害によって、亡くなられた方は200名以上。避難者は4,800人にのぼります。栃木県でも、2015年の関東豪雨を経験し、今回の豪雨も「他人事ではない」と感じられた方も多いのではないでしょうか。

 

 連日包装される、被害状況や復興状況がのニュースを見て、「私も何かをしたい!」と考えた方もいると思います。

しかし、災害ボランティアは、被災地に赴くわけですから危険も多く、事前の準備が重要となります。

 

 今回のスタッフブログでは、「災害ボランティアにおける注意点」と、「災害ボランティアに参加するには?」についてお話したいと思います!

 

 

 災害ボランティアには、がれきや倒壊した家屋・家具の撤去や片付け、支援で送られてきた物資の仕分けや配給など、現地では様々なニーズ・要望があります。そのようなニーズ・要望に応えるために、「自分にできること」「できる環境であること」などを事前に確認する必要があります。

【1】被災地の状況を確かめる。

被災地には、未だ水がひかない地域や、道路や寸断され、通行規制がされている地域があります。現状に知らずに行ってしまうと、緊急車両や災害復旧作業車の通行の妨げになることもあります。

【2】災害ボランティアセンターの開設情報を確かめる

被災した自治体は、ボランティアの受け入れをするため、順次「災害ボランティアセンター」を開設しています。ボランティアには募集条件を設けている場合があるので、応募の際には注意しましょう。詳細については、全国社会福祉協議会のホームページなどで確認することができます。

【3】安全管理のための装備をする

現地で装備品や機材を調達するのは難しいので、出発前にヘルメットやマスク、ゴーグル、ゴム手袋、長ぐつなど必要と思われるものをしっかり準備しましょう。特に暑い時期は、保冷材やタオルがあると熱中症対策となります。また、現地は物資の供給が滞りがちになるので、滞在中に必要な水・食料を用意しておきましょう。

【4】宿泊場所、移動手段を事前に確保する

宿泊施設は混雑が予想されるため、被災地から少し離れた場所で宿泊できる場所を探しましょう。また、移動手段も車であれば給油を事前にしっかりと行い、現地で足止めにならないように注意しましょう。

【5】事前にボランティア活動保険に入っておくこと

ボランティア活動保険は、近くの社会福祉協議会で加入することができます。被災地に行く前日までには保険に加入し、保険証書などを持っていくようにしましょう。保険に加入しておくことメリットは、被災地の負担が軽減されるだけでなく、自宅から被災地までの往復路の万が一も補償されます。

 

いかがでしたでしょうか?

「ボランティアをしたい!」という気持ちはとても大切ですが、身一つで被災地に行くことは危険もあり、準備不足などがあると、助けたいはずの被災者の方に、かえって助けてもらわなくてはならなくなります。 また、被災から復興までは、とても長い道のりとなります。災害直後だけでなく、継続した息の長い活動が求められています。

 

栃木県での西日本豪雨、災害義援金&ランティア募集については、とちぎボランティアネットワークのホームページよりご確認ください。

また、当かぬま市民活動広場ふらっとでも西日本豪雨への義援金ボックスを設けております。みなさまのご協力をお待ちしております。