こんにちは!秋も深まってまいりましたね~🍁
気が付けば、前回のスタッフブログから少し(いや…かなり?)時間が経ってしまいました(; ・`д・´)
さて、今回のスタッフブログのテーマは前回に引き続き、「ボランティア」。
最近では、災害時のボランティアや、2020年の東京オリンピックに向けて都がボランティアを募集するなど、ボランティアの活動の場は増加しています。
一般の市民活動団体やNPO団体の方でも、人材不足の問題に直面することがあると思います。
特にイベントなどの際、当日手伝ってくれるボランティアさんを募りたいという団体も多いはず・・・。
本日は、そんなお悩みのための「ボランティアの募集方法とポイント」についてお話しいたします!
どんなボランティアを募集しているのか、団体内で話し合おう!
ボランティア募集を考えるとき、まずは「どんなボランティアを募集しているのか?」をメンバー内で話し合ってみましょう。「ボランティアならだれでもOK!」と、広く抽象的に募集してしまうと、イベントの企画や自分たちの活動のコンセプトとはあわない人が集まってしまうことがあります。
実際にあった例で、「学校の単位でボランティアが課題の学生がきた。やる気がなく、途中で来なくなってしまった。」ということも聞きました((+_+))
そのような事態を防ぐためにも、「ボランティアを募りたい理由」「どんな人を募集しているのか」「その人たちに何をやってもらいたいのか」などを具体的に決めておきましょう。
そうすることで団体の活動や魅力、イベントの企画にあったボランティアを募りやすくなりますよ!
また、ボランティアに参加する人には、それぞれの思いがあって、
ボランティアの動機は大きく分けて、
①「社会の役に立ちたい」といった社会のため
②「やることや友人が欲しい」などの自分のため
③「活動が面白そう」など活動に興味があるため
④「単位」「学校に言われた」など、積極的な理由はない
といった、4つの理由が挙げられます。
ボランティア側の気持ちを汲み取ることも、適切な募集のプランを組み立てるのに大切です♪
募集プランの5W1Hはできていますか?
前述の「どんなボランティアを募集しているのか」が決まったら、募集のプランを立てます。
募集のプラン作りは、5W1Hをふまえて考えることで、分かりやすく具体的なプランを立てられますし、ボランティア希望者に対しても明瞭な募集をかけることができます。
5W1Hとは・・・
Why?(なぜ?→活動の意味)
What?(なにを?→活動の内容)
Who?(だれを?→どんな人に)
When?(いつ?→活動期間や日時)
Where?(どこで?→活動場所)
How?(どのように?→募集方法)
また、逆にしなくてもいいことや活動の予算、担当者も考えておくとよいでしょう◎
大切なのは「どんなボランティアを募集しているのか?」をしっかり取り入れながらも、無理のない範囲の募集プランを立てるということです。
あまりにも現実離れした募集内容になってしまうと、ハードルが高すぎて人が集まりづらくなってしまいます(;´・ω・)
募集プランができたら、いざ募集スタートです!!
「協力したい」という気持ちを呼び起こすメッセージを!
5W1Hを踏まえた募集のプランが立てられたら、ボランティア募集を実行に移します!
プランづくりの段階で「だれに(どんな人に)」にアプローチするか決まっているのと思いますので、その人の興味をひくようなメッセージやアプローチ方法を考えましょう。
まずはメッセージについて。
例えば、社会人の方が対象であれば、「仕事のスキルがそのまま役に立つ!」や「異なる業種の人と交流できる!」といったフレーズが興味関心をひきます。
また、専門用語や横文字(カタカナの難しい言葉)は避けて、だれでも人目で分かりやすい工夫を心がけるとGOODです◎
次にアプローチ方法について。
来てもらいたいボランティアは、普段どんな生活をしていて、どんな媒体を好んでいますか?
アプローチ方法は、チラシやポスターなど様々ですが、できるだけボランティアのライフスタイルに合わせた媒体で行うと効率的です。
社会人や今子育てをしている主婦層、学生はインターネットやSNSで情報を集めています。もちろん、年配の方でもインターネットを使っている人もたくさんいます。インターネットでのアプローチ方法は、ホームページ・SNSをはじめ、ボランティアの情報サイトを活用する手もありますよ!
そして、アプローチ方法で一番効果的といわれているのが「クチコミ」です。
会社の同僚にすすめられてたり、学校の友達がやっていて、ボランティアに参加するという人が多くいます。特に若者が初めてボランティアをする時には、「ひとりだと不安。」という気持ちがあります。
クチコミについては、すぐに作れるものではありませんから、時間をかけてたくさんの人に自分たちの活動を知ってもらう必要があります。
そのためにも、ボランティアを募集するときだけではなく、日頃の活動や講座・イベントなどでボランティア募集の話をしたり、自ら交流会などに出向き、団体のことを知ってもらうといった事前の種まき活動をすると募集につながりやすくなります。
スタッフからのひとこと
今回のブログでは、ボランティア募集のためのポイントについてお話しさせていただきました(#^.^#)
ボランティアを募るためには、適切なアピール、ボランティアの関心をひくアプローチ方法など、団体側が努力するものも多いと思います。
ボランティアへの関心は年々高まり、山で行方不明になった子どもを救い出したスーパーボランティアの存在など、メディアでも積極的に取り上げられるようになっています。
ボランティアはあくまでも、個人が「自発的な意思に基づいて他人や社会に貢献する活動」です。
ボランティア活動は、強制されず、自分の思いによる活動ですので、その気持ちをないがしろにすることのないように、適切にボランティア募集を行ってみてくださいね♪
ボランティア募集の困りごとや、ボランティアに興味がある方は、かぬま市民活動広場ふらっとでもご相談を承っております。何かありましたら、お気軽にお声掛けください!!
ふらっとスタッフblog執筆:秋沢